International Non-governmental Organization PEACE.(ingo PEACE.)は、人類史において、目に見えない抽象概念を共有する知覚能力こそが、社会的協調を可能にした人類進化の特性であることを紐解いた書籍「サピエンス全史」の著者であり、世界的歴史家・思想家として第一人者であるユヴァル・ノア・ハラリ教授と、地球共生社会*の構築に向けた価値の共有に基づき、協調的な契約を締結いたしました。今後、未来社会のための戦略的協力を進めてまいります。
このたび、International Non-governmental Organization PEACE.(国際非政府組織ピース、略称:ingo PEACE. 、本部:東京都千代田区)は、世界的に著名な歴史学者・未来思想家であるユヴァル・ノア・ハラリ教授との契約を締結いたしました。
今回の協調的な契約締結は、「地球共生社会」を実現するため、未来に向けた協力関係を構築するという両者の共通価値観に基づくものです。
“想像上の秩序”を現実の秩序へ。共創による地球社会へ向け、動き出す。
奪い合う競争世界から、分かち合う共創世界へ
*「地球共生社会」とは、人類の多様性を尊重しながら、限られた資源やエネルギーを奪い合うのではなく、分かち合い、共に生きる仕組みを築く社会のことです。国境や宗教、文化を超えて“共生益=すべての生命が安心して暮らせる未来”を共有し、地球全体を持続可能な共同体として捉える考え方に基づいています。
● 協調の背景
世界は今、気候変動、社会格差、既存社会システムの疲弊など、国家の概念を越えかつてない地球規模の課題に直面しています。こうした時代において、ingo PEACE.は「国際協調戦略」と「社会直接民主主義」を中核理念とするプロジェクトの開発を推進し、持続可能で安心できる共生社会モデルを創造することを目指しています。
ユヴァル・ノア・ハラリ教授は、著書『サピエンス全史』『ホモ・デウス』、新著『NEXUS 情報の人類史』などで知られ、人類史の未来に対する深い洞察と、国境を超えた新たな共通価値基盤の必要性を世界に訴えてきました。このようなビジョンがingo PEACE.の活動理念と深く共鳴し、今回の協調関係構築に至りました。

【ユヴァル・ノア・ハラリ教授】
歴史学者、哲学者。1976年生まれ。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して2002年に博士号を取得。現在、エルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えるかたわら、ケンブリッジ大学生存リスク研究センターの特別研究員もつとめる。
・主な著書に『サピエンス全史』『NEXUS 情報の人類史』『ホモ・デウス』『21 Lessons』他
・著作は、世界65か国の言語で翻訳出版、累計5,000万部超の世界的ベストセラー作家
・世界経済フォーラム(ダボス会議2018年~2020年登壇)、国連主催イベントや関連会議で、AI、ビックデータ、民主主義の未来、世界秩序といったテーマについて、倫理的観点や人類の選択に関する鋭い提言を行う。
テクノロジーと人間性の関係、社会構造モデルの進化、地球規模での連帯の必要性に強い問題意識を持ち、持続可能な未来社会のビジョン形成に大きな影響を与え続けています。
最新刊情報「NEXUS 情報の人類史(上・下巻)」河出書房新社
(原題 NEXUS : A Brief History of Information Networks from the Stone Age to AI)
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309229430/
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309229447/
ingo PEACE.は、国際協調戦略の中で、世界の識者の示す叡智を、多様性ある世界を照らす灯として採り入れながら、分断を超え分かち合う社会への新たな境界線を切り拓いていきます。